ポポ(ポポンデッタ)製の電車セットモデルが、現在3種アナウンスされております。
「南海30000系こうや」、「阪急1000・1300系」、「JR九州305系」と、いずれもマニアにはたまらないラインナップなので、発売を楽しみにされている方も多いと思います。
しかし今まで、余りにも製品仕様の情報が少なかったためか、大胆にも自社オリジナルで製造するのか、どこぞのメーカーのOEMなのか等々、製品の信頼性を含め、以前より当方周辺のちいさな一部で(笑)噂になっておりました。
9月末頃にポポさんのページにCADモデルがアップされましたが、台車部や動力の絵を見るとマイクロエース製品のような形状に見えますので、どうやらマイクロさんのOEMという事なのでしょうか。
まだCAD設計段階ですので、試作品で処々問題も出るのかと思いますが、マイクロさんのノウハウがあればきっと問題無く製品化されるでしょう(あとは…納期…)。
でも、発売予定が通常より長い8か月後で、詳細不明の商品受注をわずか半月で集約は、ちょっとキビシかったですね(^_^;)
先日自前のパーツボックスを整理したところ、写真のジャングルジムのようなパーツと出会いました。「209系0番台京浜東北線」の“先頭前面帯パーツ”です。
この商品の初期製品は“青帯”だけで、「JR」や、「6Doors」マークがプリントされておりませんでしたので、交換用にリニューアル品の帯パーツをメーカー直販にて購入しておりました。
このパーツが送られてきたときに、あまりの美しさに(笑)ランナーからパーツを取り外すこともなく、最近まで十数年(数十年?)保管状態でした(^_^;)
久しぶりに眺めてみても、なぜ小さい帯パーツ2個分のためにこの形状になったのか、これだけのランナーが必要なのか等々考えてしまいます。
きっと、射出時にプラ素材が瞬時に型内にいきわたる最適形状なんだと思いますが、コストや作業性を含め様々検討した上での形状だと想像すると、当時の型設計者の苦労が伺えます。
“帯”を塗装による表現ではなく、パーツとして設定するこだわりも見逃せません。
(KATOの205系前面帯も別パーツですが、こちらの成型形状等は不明です)
製品はこのようなパーツを含め、たくさんの型から成形したパーツの組み合わせにより出来上がっており、ひとつひとつに工夫や、技術があるので、そんなことを想像しながら模型をいじくるのも楽しいかもしれませんね(^.^)
毎年初夏の気配がすると、静岡ホビーショーがやってきます。
今年も模型の本拠地“静岡”で行われる「総合模型ショー」に、熱気と元気をもらいに行ってきました。
ちょうど秋の新製品説明会を兼ねた感じになりますが、今回は国鉄色の強い製品がすでに多数発表されております。
TOMIXでは「ヨン・サン・トオ」シリーズの4列車、カトーでも「165系佐渡」や、583系、485系の再生産など、日本全国を網羅した国鉄優等列車を、その当時の編成で製品化するというものです。
テンチョーより少々お兄さんの方達をターゲットにした郷愁の製品ラインナップで、どハマリの年代の方にとっては垂涎の商品になることでしょう。
そして「ヨン・サン・トオ」シリーズの更なる売りは、取付頻度の高い“室内灯(白色)”をあらかじめ組込済にした製品を発売し、ユーザーが手をかけずに楽しんでいただこうという新しい試みです!
手をかけずにとの事でしたので、「ユーザー取付パーツも取付済みならもっと喜ばれるんじゃないですか?」と問いかけてみましたが、残念ながらそこまでは検討されていないようです。
車両の時期と編成が限定されるのであれば、パーツも取付済みでいいと思うんですけどね(^_^;)
その他、気付かれた方もいらっしゃったと思いますが、マイクロエースのブースにて「701系0・100番台」の試作ボディが“乗降ドアステップ無し”になっておりましたが、これはボディ試作の際、701系前面に、他車の側面型を組み合わせて成型してしまったボディだからだそうです。
製品化時はしっかり造りますとの事でしたので、発売を楽しみに待っていましょう(笑)。
「模型屋さんだから、いつも好きなものに囲まれて楽しいでしょ!」
・・・とよく言われます。
たしかに周りにはたくさんの模型がありますが、全てお客様にお届けする取扱注意の「商品」ですので、自分の好きにできる模型達ではありません。
言葉として表すのであれば、「楽しい」ではなく、「気を使う感じが心地いい」とでも申しておきましょうか。 ちょっとマゾっぽく危ない感もありますが・・・(笑)
そんなテンチョーも、模型屋さんになるまではひとりのNゲージャーでしたので、個人的に所有している車両達がおります。
その中で「E351スーパーあずさ」がありますが、所有の物は初期ロット(94年)の製品なので、皆さんご存知のように旧振り子機構のため、思いもよらない所での脱線や、走行不良等に悩まされ対策しつつも、室内灯を装備した愛着のあるものになります。
(E350-100はライトの設定がありません)
「E351スーパーあずさ」は先月リニューアル発売されましたが、今回より採用されたLEDライトを旧製品に導入する「E351グレードアップパーツセット」が同時に発売されるため心待ちにしておりました。
このセットは、新振り子機構になった「0番台クハ」の床下セットや、台車が付属するので、走行性能もグレードアップします(94年ロット製品で「100番台クハ」を新振り子機構にする場合、床下セットと台車を別途購入する必要があります)。
↑100番台の2両は新振り子機構品です(E350-100はライトの設定がありません)。
全て新振り子機構にするには、中間車全ても床下セットと台車の交換が必要ですが、長年の対策の甲斐もあり今のところ走行に問題はないようです(^O^)/
リニューアル商品は早々に完売でしたが、愛着のある旧製品でも楽しみたいものですね(^.^)
またまたライト関連の内容にて恐縮です(^_^;)
Nゲージを長く楽しまれている方は、KATOの単品販売されていた頃の製品をたくさんお持ちだと思います。
その頃の製品に「室内灯」を組み込もうとする場合、「11-201室内灯セット」が必要になりますが、この製品はすでに生産中止となってしまいました。
この旧製品の車両に現在販売中の「室内灯クリア」を取付けるにも、最低限この写真のパーツが必要なのですが、さらに入手が難しくなってます。
457系や、165系など、この頃の製品を思い出の車両として大切に所有されているお客様もおり、なんとか室内灯を組込めないかとご相談があったのですが、パーツの生産中止を理由にお断りするばかりでした。
それならパーツを作ってしまおう!と危ないところまで行ってしまいましたが(笑)、落ち着いて考えればなにも室内灯はKATO製にこだわらなくてもいいわけなので、集電スプリングタイプ(マイクロエース製「広幅」)の室内灯を使用することにしました。
この室内灯はLED2灯で照らしますので、T社製より均等に照らしてくれます。
●「先頭車」
・通電銅板のあるこのあたりに集電スプリングが通る2か所の穴を開けます。
・穴の間隔が狭いのでスプリングが接触してしまいそうですが、床板側は壁で境が出来ていますので接触しません(赤丸部)。
・穴にスプリングを通してとりあえず点灯のチェックをします。そして室内灯レンズ部が屋根の中に入るようにしながら屋根をはめ込みます。
・均等に点灯していい感じです!
(T車中間車もこの方法の応用で取り付けています)
●「中間M車」
・「集電シュー」を写真のように切断し、動力ユニットの通電部に滑り込ませます。
・スプリングの先を集電シューに差し込むようにしながらボディをはめ込みます。
完成してみれば意外と手がかからずにできたので、こだわり悩んでいたあの時期がなんだったんだろうと思うばかりです(^_^;)
※ご注意※
この方法がすべてということではありません。あくまでも参考程度とお考えください。また、お客様が上記手順で行っての製品の破損・故障、怪我等には当店は一切保証いたしません。
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皆さんよろしくお付き合いお願いいたします。