先日の総選挙で政権が交代しました。
しかし国民の本音は民主党を「評価」したのではなく、「現状の不満」と「改変への期待」です。国民はハイリスクでも現状を打破して欲しいという道を選択しました。
請け負った民主党には、景気回復や、福祉の充実など、国民レベルで良さが実感できるような社会に、いち早く実行していってもらいたいものです。
さて実行といえば、先日「18きっぷ」残りの使い道のお話をしましたが、・・・行ってきました。
題して「茨城の気動車に乗ろう!」です!
テンチョーは良い癖か悪い癖か、新製品が発売されると、その模型にまつわる事を色々と調べまくります。鉄コレ第10弾が発売されたときに、東武熊谷線や、北陸鉄道の事などを調べていたのですが、たまたま鹿島鉄道のイベントが行われることを発見し、これは行かねばと選挙前の29日に行ってきました。
鹿島鉄道は廃線後2年以上がたち、もう跡形もないのかとばかり思っておりましたが、鉾田駅の跡地は「鉾田駅保存会」の方々によって、車両2両を含め精力的な保存活動がされていました。
今までは駅跡の土地を保存会が地権者より借用していたのですが、活動の継続にあたって地権者との折り合いがつかず、22年の3月いっぱいで土地を返却しなければならなくなったようです。そのようなことから、鉾田駅で行われるイベントは今回が最後になるそうです。
鉾田駅跡に行くには鹿島臨海鉄道の新鉾田か、常磐線石岡駅から代替バスで鉾田駅(←まだこの名前のままです)に行く手段しかありませんが、ディーゼル三昧という事で新鉾田から徒歩でアクセスしました。
跡地の駅舎はすでに解体されていますが、1線をはさむように設けられた2つのホームはそのままになっています。
レールも石岡方面に向かって遠くの草むらまで続いたままで残っており当時が偲ばれます。
レール上には「キハ601」と、自社発注の精鋭「KR505」が廃線から2年経っているとは思えない程、状態良く保存されています。
2両ともしっかりと整備されており、イベント中はエンジンがかけられ、いつでも出発できる状態に仕上がっています。すばらしい!!
「キハ601」は大型車である事を活用し、車内では「プラレール遊び」の出来る場所があったり、鉄道模型レイアウトの展示や、イベントグッズ販売などをしておりました。
資金的にも活動自体大変と思われるのですが、オリジナルのうちわや、硬券等を来場者に配る配慮に涙ものです。
テンチョーもわずかながらグッズの購入で貢献させていただきました。
来年の4月からは別の場所に移されますが、陰ながら応援していければと思います。
さてここまで「鹿臨」、「かしてつ」ときましたので、もうひとつの非電化私鉄「ひたちなか海浜鉄道」まで足をのばします。この鉄道は茨城交通時代、上野からのキハ58系5両の急行「あじがうら」の直通運転が有名でした。
終点「阿字ヶ浦」の長いホームが当時をしのばせます。夏の海水浴シーズンはさぞ賑わっていたことでしょうが、現在は列車で海水浴に来る人も少ないようで、広い敷地が閑散としています(“鉄”な人は多いようです!)。
この路線の中核駅「那珂湊」には車両区があり、中小の私鉄らしく廃止路線からの譲渡車がたくさんあります。現役で活躍する車両は少なくなりましたが、羽幌炭礦鉄道を走った旋回窓が特徴的な「キハ200形」や、国鉄のキハ22をコピーして造られたという留萌鉄道の「キハ2000形」などなど、軽油ファン(?)にはたまらない車両がいっぱいです。
もう少々ゆっくりしたいところですが、制限のある日帰りの旅、そろそろ帰路につきます。
帰りは常磐線のE531系G車をおごってしまい、ゆったりと帰ることができました。
ただ、18きっぷで旅費が節約できた分、飲み物だ、ツマミだと、1日の中で一番お金を使ってしまったのは言うまでもありません・・・。
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皆さんよろしくお付き合いお願いいたします。